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2. 市場環境

トレンド相場とは

トレンド相場とは価格が一方向に動いている相場のことです。

相場が上向きであるなら「上昇トレンド」、下向きなら「下降トレンド」となります。
トレンド戦略で取引するトレーダーは、通常主要通貨が含まれている通貨を選択する傾向があります。それらのペアはトレンドが発生しやすく、他の通貨ペアよりも流動性が高いためです。

トレンド戦略では流動性が非常に重要です。流動性が高ければ高いほど、より大きい動き(ボラティリティ)が期待できます。通貨がより大きい動きを見せるほど、価格は一方向に強く動く機会が増えます。

プライスアクションを見る以外にも前回のレッスンで学んだテクニカルツールを使用して、通貨ペアがトレンドにあるかどうかを判断することができます。

トレンド相場のADXとは

市場がトレンドにあるかを判断する方法としてADX(平均方向性指数)があります。このインジケーターは、0~100の値を用いて、価格が一方向に強く動いているかを示します。

ADXが低水準の場合:
レンジ相場であり、トレンドがない状態です。この状態が続くと新しいトレンドが始まると考えられます。

ADXが高水準の場合:
上昇途中はトレンドが継続しているということです。この状態が続くとトレンドがもうすぐ終わると考えられます。

しかし、ADXは遅行指数であるため必ずしも未来を予測するといったものではありません。また、ADXは指向性のインジケータではないため、上昇トレンドと下降トレンドの両方で正の数値を示します。

トレンド相場の移動平均線

ADXを使いにくいと感じた場合は、単純移動平均線を利用することもできます。

例を見てみましょう。
チャート上に7SMA、20SMA、65SMAの単純移動平均線を引き、3つのSMAが扇状に広がり始めるまで待ちます。
7SMAが20SMAの上、20SMAが65SMAの上にあれば上昇トレンドです。

反対に7SMAが20SMAより下、20SMAが65SMAより下にあれば、下降トレンドです。

トレンド相場におけるボリンジャーバンド

レンジ戦略でよく使用されるボリンジャーバンドは、トレンドの発見にも役立ちます。
トレンド発生は非常に稀であり、実際には70~80%がレンジ相場です。つまり、価格が「標準」から逸脱していれば、それはトレンドであると言えます。

ボリンジャーバンドの計算式

標準偏差:σ(シグマ)
=√(n×n日間の終値の2乗の合計?n日間の終値の合計の2乗)/(期間×(期間?1))
±1σライン・・・移動平均線の数値 ± 標準偏差
±2σライン・・・移動平均線の数値 ± 2 × 標準偏差
±3σライン・・・移動平均線の数値 ±3 × 標準偏差
※移動平均線と標準偏差に用いる基本期間:9日・20日・25日等

-2σラインや-3σラインにト価格が接近または割り込んだ時に「過剰売り」と判断して買い注文を入れ、反対に+2σラインや+3σラインに価格が接近または突破した時に「過剰買い」と判断して売り注文を入れるというように活用すると良いでしょう。