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4. ファンダメンタル分析

FX市場に影響を及ぼす金融政策

以前、説明したように政府や中央銀行は経済的使命や目標を達成するために金融政策を策定し、最終的には金融政策が物価の安定性と経済成長の促進、維持に影響を与えます。

これらの目標を到達するために、中央銀行は主に以下のような金融政策を行います。

- 通貨に対する金利
- インフレ率の上昇
- 通貨供給量
- 銀行に対する準備預金制度
- 商業銀行が保有する準備金残高に対する利子(IORB)

金融政策の種類

金融政策にはさまざまなものがあります。
通貨の供給量を減らす場合には、金融引締め金利の引き上げを行います。
これは金利を引き上げることによって、経済成長を鈍化させるというものです。資金を借りることが難しくなり、物価が上がるため、消費者と企業の両方による支出と投資が減少します。

一方で、拡張的金融政策では通貨供給量の増加や金利の引き下げを行います。支出と投資額が上がることを見込して、資金を借りるコストを減少させます。

金融緩和政策では、金利を下げることで経済成長を生み出すことを目的とし、金融引き締め政策では、金利を上げることでインフレを緩和したり経済成長を抑制することを目的としています。

そして中立的な金融政策は、経済成長を生み出すものでもなければ、インフレを対策するものでもありません。

インフレについて覚えておくべきことは、一般的に中央銀行は2%のインフレを目標としているということです。適度なインフレは良いことですが、コントロールできないインフレは経済や仕事、お金に対する人々の信頼を失いかねません。

インフレ率の目標値を定めることで、中央銀行が現在の経済情勢に対してどのように対処するかを理解しやすくなります。

金融政策のサイクル

USドルや経済に関心を持っている方は、以前FRBが突然金利を10%引き上げたことを覚えているでしょう。

当時、金融業界では大きな騒ぎとなりました。
石油価格が暴騰し、牛乳は金のような価格になりました。

金融政策が劇的に変わることはありません。金利が激変すると、中央銀行の役員たちも大混乱に陥るためです。

また、このようなことが起こると個人トレーダーだけではなく経済全体が崩壊してしまいます。そのため、一般的には一度に0.25%~1%の金利変更が行われます。あくまでも中央銀行は、物価の安定性を目的としていることを覚えておきましょう。

物価が安定している期間というのは、金利変更までの時間の長さによってもたらされており、これは数か月から数年かかることもあります。

FXトレーダーが次の一手を打つためにデータを収集して分析しているのと同様に中央銀行でも同じようなことを行っています。しかし、一つの取引だけでなく経済全体を考慮して意思決定を行わなければいけません。

利上げはブレーキのような役割になり、利下げはアクセルのような役割になります。しかし、金融政策が改定してから経済への実際の影響には1~2年のタイムラグがあるため、消費者や企業はこうした変化に対する反応が少し遅いことを頭に入れておきましょう。