ここまでのレッスンで、役立つトレード戦略を練るためにサポートラインやレジスタンスライン、トレンドラインなどとフィボナッチリトレースメントツールを合わせて使用することが理解できたと思います。このレッスンでは、ローソク足パターンとフィボナッチリトレースツールを組み合わせる方法について説明します。
フィボナッチリトレースメントツールとローソク足パターン組み合わせて利用するためには、ローソク足パターンを探す必要があります。これを見つけることで価格がトレンドを保持し続ける手がかりになります。
これはEUR/USDの1時間足チャートです。
この通貨ペアは一週間下降トレンドが続いていましたが、その動きはしばらく停滞しているようです。この下降トレンドに乗るチャンスはあるのでしょうか?ここで、フィボナッチリトレースメントツールの出番です。
チャートから分かるように、3月3日に1.3364でスイングハイ、3月6日に1.2523でスイングローを設定しました。
金曜日ということで少しリラックスし、週明けのチャートを見てからエントリーするタイミングを決めることにしました。
週明けにチャートを開くと、金曜日の終値からかなり急上昇しているのが分かります。
50.0%のフィボナッチレベルで少し停滞していましたが、買い手が価格を上げました。そこで、61.8%でフィボナッチレベルが持ちこたえるかどうか見守ることにしました。そして、最終的には上昇トレンドとなり、その後も価格は上昇し続けるかもしれません。
フィボナッチ・リトレースメントレベル61.8%のところで同時線が形成されました。これは買いの勢いが無くなった、もしくはフィボナッチレベルのレジスタンスが滞っている可能性が考えられます。
これは売り注文を入れるタイミングではないでしょうか?確実に知ることはできませんが、大きな逆転のチャンスです。
ここで長い足を持つ同時線がちょうど61.8%のフィボナッチ・リトレースメントレベルで形成されました。もしこの同時線が形成された直後に売り注文を入れたとすれば、大きな利益を得ることが出来ていたでしょう。同時線が形成された直後、価格はしばらく停滞しましたが、その後下落しました。
買い手の勢力が弱くなり、これが売り手がコントロールを取るチャンスを与えることになりました。最終的に価格はスイングローまで戻り、約500pipsという大きな動きを見せました。
価格がフィボナッチリトレースレベルで停滞しているということは、他のトレーダーがそのレベルで注文しているということが分かります。これは、レジスタンスラインやサポートラインが実際に機能しているという確認にもなります。
また、もう一つのメリットは、フィボナッチリトレースで指値注文を設定する必要ないという点です。サポートラインやレジスタンスラインが保持されるかについての懸念はあるかもしれませんが、あくまで区間として見ているため、必ずしも特定のレベルというわけではありません。
ここで、ローソク足のパターンに関する知識を活用することができます。
フィボナッチリトレースメントレベルの真下または直上でフィボナッチローソクが形成されるのを待つことで、注文を入れるタイミングを判断することができます。フィボナッチローソクが生じれば、そのレベルが保持される可能性が高くなるため、市場価格で取引を行うだけで済むでしょう。