それでは単純移動平均線(SMA)と指数平滑移動平均線(EMA)のどちらが良い選択なのか考えてみましょう。
指数平滑移動平均線(EMA)
価格変動に素早く反応する移動平均線が必要な場合は、短期間のEMAが最適です。EMAはトレンドの動きを素早くキャッチしてくれるため、高利益を得られる可能性が高くなります。実際、トレンドを早く捉えるほど、そのトレンドに長く乗ることができるため、得ることができる収益も大きくなります。
しかし、EMAにも短所はあります。移動平均線は価格に素早く反応するため、一時的な価格急騰の場合もトレンドが形成されていると、誤った判断をしてしまうこともあります。インジケーターが素早く反応するからといって、必ず正しく動いているというわけではありません。
単純移動平均線(SMA)
SMAは反応が遅いですが、その代わり滑らかで全体的なトレンドを知ることができるため、長期間で取引する場合は最適です。
長期的に見ることにより、フェイントをかけられる可能性が低くなります。それでもやはり短所は遅い反応です。そのため、絶好の取引チャンスを逃す可能性もあります。
EMAとSMAの違いを簡単に説明するなら、SMAは亀、EMAはウサギです。
SMAは亀のように反応が遅く、トレンドに乗り遅れることがありますが、亀には自身を守ってくれる固い甲羅があり、フェイントから守ることができます。
一方でEMAは、ウサギのようにトレンドに素早く反応してくれますが、脱線してしまうリスクがあります。
それぞれの長所と短所をまとめると下記のようになります。
| SMA | EMA | |
|---|---|---|
| Double | Displays a smooth chart which eliminates most fakeouts. | Quick Moving and is good at showing recent price swings. |
| Cons | Slow moving, which may cause a lag in buying and selling signals. | More prone to cause fakeouts and give errant signals. |
さて、どちらの方が良いでしょうか?
それは取引スタイルによって変わります。
長期的に全体的なトレンドを知りたい場合はSMAを使い、短期的で絶好のタイミングを見極めたいときは、EMAを使ってみましょう。
一度使用してみることで、どちらがあなたにとってベストな方法であるか見えてくるでしょう。
移動平均線を使った取引戦略は数多くありますが、次のレッスンでは次のことを学んでいきます。
1. 移動平均線を使用してトレンドを見極める方法
2. 複数の平均移動線を組み合わせて使用する方法